SEO対策は自社でやるべきか、外注すべきか——中小企業向けの判断基準

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「SEO対策をやった方がいいのは分かっているが、何から始めればいいか分からない」——そう感じたことはないでしょうか。自社サイトはあるものの更新は止まったままで、検索流入が増える気配もない。かといって、外部に頼むにも費用がどれくらいかかるのか見当がつかず、動けずにいる会社もあるでしょう。

こういう状況になると、「とりあえず外注してみるか」と考える人もいれば、「まずは自分たちでやってみよう」と考える人もいます。ですが、内製と外注のどちらが向いているかは、会社によって違います。この記事では、判断を分ける基準を整理し、自社がどちらに向いているかを考えられるようにします。

SEOに手をつけられていない中小企業もある

「サイトはあるのに何年も更新していない」「SEOという言葉は知っているが、具体的に何をすればいいか分からない」という状態は、特定の会社だけの問題ではありません。社内にWeb担当者がいない、あるいは他の業務と兼務していて手が回らない、という会社もあるでしょう。

問題は、この状態を放置することではなく、内製と外注のどちらで動き出すかを決められずにいることです。

うちのサイトも何年も放置しています…

まずは内製と外注、どちらが向いているか整理してみましょう

SEO外注にはいくらかかるのか

内製と外注を比較する前に、外注した場合の費用感を押さえておきます。

SEO対策の外注費用は、依頼する内容によって大きく変わります。ある制作会社マッチングサービスが自社の発注データをもとに公開している情報では、SEOコンサルティング(調査・分析・施策の企画)が月額10万円〜50万円、内部対策(サイト構造や内部リンクの最適化)が10万円〜20万円程度(一括)、外部対策が月額1万円〜15万円程度、コンテンツ制作は1記事あたり5,000円〜10万円程度(5万円前後が目安)とされています。ただし、これは一事業者が公開している発注実績であり、業界全体の統計ではない点に注意が必要です。

実際にどの程度の費用感になるか、複数のSEO対策会社に相談してみたい場合は、運営17年以上・4,300社の実績があるSEO対策サービスのような選択肢もあります。

つまり、「SEO対策=いくら」と一括りにできるものではなく、何を依頼するかによって金額が大きく変わります。ここを曖昧にしたまま見積もりを受け取ると、金額の妥当性を判断しづらくなります。

内製と外注、判断を分ける4つの基準

ここでは、内製と外注のどちらが向いているかを、次の4つの基準で整理します。

社内にSEOの経験者がいるか

経験者が社内にいない場合、一から学びながら進めるには時間がかかります。早く動き出したいなら、外注が現実的な選択肢になります。

成果を出したい期限が短いか

半年以内に結果を出したいなど、期限が明確で短い場合は、外部の知見を活用する選択肢も検討しやすくなります。逆に、時間をかけられるなら内製で育てる余地もあります。

継続的にコンテンツを作れる社内体制があるか

SEOでは、継続的にコンテンツ作成やサイトの改善を行うケースがあります。記事を書き続けられる体制が社内にあるかどうかは、内製の現実性を左右します。

将来的に自社にノウハウを残したいか

外注に頼り続けるのか、いずれは自社で運用できる体制を作りたいのか、という長期的な方針も判断材料になります。

社内に詳しい人がいないので、とりあえず外注しようと思っています

それも一つの判断ですが、継続的に記事を作れる体制があるかどうかも一緒に考えた方がいいですよ

【比較】内製・外注・ハイブリッドの向き不向き

4つの基準を踏まえると、選択肢は内製・外注だけでなく、両方を組み合わせるハイブリッドも含めて3つに整理できます。

選択肢 向いている状況 必要な社内体制 費用の考え方
内製 経験者がいる、または育成に時間をかけられる 継続的に取り組める担当者 外注費は不要だが人件費・学習時間がかかる
外注 経験者がいない、成果を急ぎたい 依頼内容を判断し進捗を確認できる人 施策(コンサルティング・内部対策・外部対策等)により月1万円台〜50万円程度と幅がある
ハイブリッド 戦略部分は任せつつ社内にも知見を残したい 外注先とやり取りしながら実務の一部を担える人 内製より高く、完全外注より抑えられる場合がある

この表から分かるのは、「内製か外注か」という二択ではなく、自社の体制次第でハイブリッドという選択肢も現実的だということです。

内製を選ぶ前に見落としがちなコスト

内製は「外注費がかからない」という点で費用面のメリットがあるように見えます。ただし、採用にかかる費用や教育にかかる時間、担当者が離れてしまった場合のリスクまで含めると、見た目ほど安くならない場合があるという指摘が、ある外注比較サービスの記事にあります。内製を選ぶ場合は、外注費との単純比較ではなく、こうした付随コストも含めて考える必要があります。

社内に管理できる人はいるか

外注を選ぶ場合も、依頼して終わりにできるとは限りません。これは、KeieiLabの別記事「Web担当者を採用する前に外注した方がいい中小企業の特徴」で扱った「外注先を管理できる人が社内にいるか」という論点と同じ構造です。SEOも、依頼した施策の内容や進捗を確認し、次の打ち手を判断する役割が社内に必要です。この役割を担える人がいない場合、内製でも外注でも、依頼内容や進捗を評価しづらくなります。始める前に、社内の管理体制も確認しておくとよいでしょう。

自社だけで判断が難しいと感じたら

ここまでの基準を自社だけで当てはめるのが難しいと感じる場合もあるでしょう。特に、SEOの専門用語が分かりにくい、あるいは社内に相談できる相手がいないという状況では、外部の専門家に相談するという選択肢もあります。

判断そのものに迷っている段階であれば、まず相談してみるのも一つの方法です。

まとめ

SEO対策を内製すべきか外注すべきかに、唯一の正解はありません。この記事で紹介した4つの基準——社内に経験者がいるか、期限は短いか、継続できる体制はあるか、将来ノウハウを残したいか——に自社を当てはめてみることが、判断材料を整理する一歩になります。

まずは自社にSEOの経験者がいるかどうかを確認するところから始めてみてください。

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